【基本情報】スリランカの出生率、平均寿命はどうなってるの!?【妊娠】

2017-07-17 22:43

妊婦の健康促進のキャンペーンを実施!!


 

先日、シリセーナ大統領が、妊婦対象に、栄養パックやドライフードを供給するキャンペーンを実施しました。
こちらのキャンペーンは、州単位でのキャンペーンで、州ごとに10,000人分の栄養パックなどを供給しました。
大統領が直接こういったキャンペーンに参加するというのは、子育て支援などに力を入れていくためなのでしょうか?
今後の政策などが気になるところですね。

 

スリランカの出生率の推移


では、スリランカの現在の出生率はどのようになっているのでしょうか?
グラフでまとめてみました。今回は、1983年の内戦が始まってから、出生率が出ている2014年までのデータを参考にしております。


 

内戦開始時は、出生率が3人を上回っていましたが、年々低下し、直近では2.08人まで低下しております。(日本は、2014年で1.42人)
内戦による影響かはわかりませんが、緩やかに年々減少しております。激減したり、急増したような変化はありませんでした。
ただし、徐々に減少してきているのは確実なので、今回の妊婦向けのキャンペーンなどで少しでも多くの赤ちゃんを産んでもらおうという狙いがあるのかもしれませんね。

 

スリランカの平均寿命の推移


次に、平均寿命も調べてみました。
現在は、どれくらいの寿命なのかをグラフにしてみました。


 

平均寿命が1,998年辺りから急激に伸びています。こちらは、ノルウェイに休戦交渉の仲介を依頼し、休戦しよう、という気運が出てきた時期になります。実際には、解放軍であるタミル・イーラム解放のトラ(LTTE、Liberation Tigers of Tamil Eelam)が休戦を持ちかけて休戦をしても、政府軍はその交渉を無視してガンガン攻めていたようですが・・・。
こうしたもう内戦を止めようという動きが、平均寿命にも現れてきたのかもしれません。ただし、結果的には内戦が完全に終了したのは2,008年になりました。

 

スリランカの出生率と平均寿命の推移


スリランカの出生率と平均寿命を並べて変化があるかを見てみました。
個々のグラフは既に上記で出ていますが、合わせたグラフは次のようになりました。

 

出生率は緩やかに減少し、そこまで内戦の影響を受けているようには見えませんが、平均寿命は、明らかに急激な上昇が出ています。
2,005年くらいからは緩やかに平均寿命が上昇しておりますが、それまでの内戦の経緯を考えると、LTTE軍と政府軍の衝突や自爆テロ、民間人への誤射など、血を血で洗う状況から内戦終了に向かっていったことで、如実にデータとして表れたのではないでしょうか?
特にスリランカ最北のジャフナなどは、本当に暗殺や自爆テロなどで、政府要人やジャフナ市長が次々と殺されてしまう凄惨さがあったようですし。

 

 

今後は、西洋医療施設の充実やアーユルヴェーダなどの古式医術の複合医療などが出来れば、更なる人口増加や平均寿命の上昇が出来そうですね。

【参照】

スリランカの歴史- 1998年1月~99年12月(独立後6)-
Program to enhance health of pregnant women, under President’s patronage
スリランカの合計特殊出生率の推移
スリランカの平均寿命の推移