【基本情報】スリランカの動植物保護法ってどんな法律なの!?【動物保護】

2017-07-19 08:30

モラトゥワ大学で動物虐待が発覚!


 

先日、スリランカのモラトゥワ大学にて、野生の犬や猫など合計23匹を捕殺したことで大きく問題として取り上げられています。
殺害方法は、ケタミン(Ketamine)を使った麻痺性毒物を過剰投与し、20km離れた場所へ死体を遺棄したようです。
これは、その捕殺映像が出回ったことで、事件が発覚しました。

モラトゥワ大学といえば、最近ではデング熱で学生が大量に発症し、2週間ほど閉鎖になったことで知られています。

 

デング熱猛威を振るう! デング熱の影響により、スリランカのモラトゥワ(Moratuwa)大学が2週間閉鎖している状況です。 現在、モラト

 

スリランカの動植物保護法とは


 

動植物保護法とは、動物や植物を保護するための法律です。
スリランカは、観光産業でもあるので、世界遺産などにもなっている国立公園などのサファリの野生動物への危害を加えたり、飼っている動物に対して虐待をした場合、法律により罰せられます。そして、こういった虐待動画や写真を撮っていた場合も罰せられる対象になります。

特にゾウに対して危害を加えた場合、特段処分が厳しくなります。
スリランカではゾウの孤児院などがあるように、ゾウを大事に扱い、神聖な動物として見ています。
このため、通常の動植物に対して、刑罰が重いです。

 

どういったことが刑罰になるのか?


動物への虐待以外にどういったことが刑罰になるのでしょうか?
わかった範囲内ではありますが、まとめてみました。

 

  • 正式な手続きをせずに動植物をスリランカ国外へ持ち出す行為
  • ゾウなど動物の一部(象牙など)をスリランカ国外へ持ち出す行為
  • 動物へのハント(狩猟)行為
  • 国立公園などに生息している植物を伐採、焼き払う行為
  • 鳥の巣など、動物の卵などを破壊、もしくは持ち出す行為
  • 動植物への危害を加えた撮影や写真の撮影などの行為
  • 正式な許可なく動植物が生息する水域や土地の大気汚染(ゴミの投棄など)をする行為

 

基本的に、国立公園は観賞することだけで、動物などへの干渉はしないのがサファリでの対応です。
仮に、ゾウが道を塞いでいた時、クラクションなどを鳴らしてゾウが退いてくれたら、そのまま進行しますが、気が立っていてゾウが荒ぶっている時などは、無理をせずに元の道を引き返すこともよくあります。
観光客への安全の配慮はもちろんですが、動物への配慮もしているため、無理やり押し通るということはしないです。

 

懲役や罰金はどれくらいなのか?


ゾウかゾウでないかで罰金の額などが変わってきます。
高額な罰金を敷いてますが、それでも象牙などを狙った密猟者などが後を絶たない状況です。
スリランカでは、2016年1月に密猟者や密輸から押収した象牙を完全に破壊するセレモニーをしました。
これには、象牙などの闇取引を一切許さないという意味合いを含めており、破壊した象牙の数は359本になったようです。

 

【通常の場合】
懲役 2年 – 5年
罰金 2万ルピー – 10万ルピー
【ゾウの場合】
懲役 2年 – 5年
罰金 15万ルピー(約10万円) – 50万ルピー(約36万円)

 

まとめ


かなり懲役や罰金も厳格化しており、密猟や動物への虐待、植物の伐採などの直接的な加害から、動物への虐待や殺害などを撮影や写真撮影など、間接的な加害ほう助なども対象になります。
こういった虐待行為などは、通常しないかと思いますが、これらの法律があることを心に留めていただければ幸いです。

尚、モラトゥワ大学の動物虐待の事件ですが、こちらは獣医がそのように指示をし、手伝った学生たちに動画などをアップするな、と圧力をかけていたと言われています。学生たちも罰則の対象になると思いますが、メインはこの獣医が裁かれるのかもしれませんね。

 

【参照】

Sri Lanka university faces animal cruelty charge
Moratuwa uni. faces cruelty charge after cull
FAUNA AND FLORA PROTECTION ORDINANCE
スリランカが359本の象牙を破壊